2021.6.28
Vol.06 子供時代の習い事体験は、将来を考える判断軸になる!
こんにちは。私は京都大学医学部人間健康科学科の4回生です。
私は子どもの頃、様々な習い事を経験していました。
そして習い事から得た経験は、今の私を形作ってくれていると感じます。
以下では、習い事を通して得た2つの教訓をお話しします。
向上心を持って取り組む大切さ(水泳)
水泳は、小学校の6年間通い続けた習い事です。はじめたきっかけとしては、スイミングスクールの広告を見つけて、やってみたいと感じたからです。
私が通っていたスクールでは、2ヶ月に1回の進級テストに合格することで新しいことを学んでいける仕組みがありました。バタ足から始まって、背泳ぎ、クロール、平泳ぎ、バタフライと泳法を学んでいくのですが、私は平泳ぎのキックにとても苦戦しました。キックを習得するだけのために、およそ半年以上もの期間がかかりました。
しかしそのように投げ出したい状況で半年も頑張れたのは、テストに何としても合格したいという強い気持ちがあったからだと思います。平泳ぎの壁を乗り越えた私はそこから順調に級が上がっていき、最終的には1番上の階級に到達できました。この経験から、向上心を持って取り組めばどんな困難でも克服できることを学びました。
人を楽しませる素晴らしさ(声楽)
私は水泳と同様に、ミュージカルチームにも6年間所属していました。そのチームではダンスや声楽、バトントワリングを学んだのですが、中でも印象に残っているのが声楽です。ミュージカルチームでは、合唱のための声楽を学ぶ機会がありました。それに加えて小学校4年生の時に個人レッスンのお誘いを先生から受け、個人でも声楽を習うことになりました。
合唱において、自分の歌声は何十人もの歌声の中の一部という認識でした。
しかし、個人で歌うとなると自分の歌声でその歌の印象が大きく変わります。コンクールに応募するために自分が歌っている様子をビデオで撮ったのですが、予想していた聞こえ方と違い、とても驚いたことを覚えています。そこから、呼吸法や声の出し方だけでなく、歌の表現方法を学ぶことを強く意識してレッスンを受けました。歌詞を読み込んで、「歌詞に出てくる人はどのような人だろうか」、「どのような景色が広がっているのだろうか」などを考えて表現することは、難しさもありましたがとても楽しい経験でした。
そうして練習を続ける中で、ある発表会で歌を披露したときに、見知らぬ人が私の歌に感激してお褒めの言葉をくださったのです。この瞬間、自分の努力によって人を楽しませることの魅力を感じました。この「人を楽しませたい」という気持ちはそれ以降も持ち続けており、将来の仕事を考える際にも大きく影響を及ぼしています。
習い事を通して感じたこと
習い事を通して、「自分で目標を立てて、それを達成するまで努力できる」ことこそが私の長所であると気づきました。思い返してみると、この長所を生かして成し遂げたことがたくさんあります。例えば、高校生の時にソフトテニスに所属していたのですが入部当初はブロック予選での入賞も厳しかったものの、引退試合では入部時の目標であった近畿大会に出場できました。また、大学受験でも1年間浪人しましたが、目標を高く設定して努力し、志望校の合格を勝ち取りました。
そして、その努力のモチベーションが「人を楽しませるため」であることも習い事の経験を通して知りました。
この気づきは、将来どのような仕事をしたいかを考える上での大きな判断条件にもなっています。
まとめ
今回は、私の習い事から学んだことをテーマに紹介しました。習い事を通して得た経験は、今の私の判断軸となっています。また紹介した習い事以外にもたくさんのことを習わせてくれ、様々なことを学ばせてくれた親には感謝してもしきれません。習い事で学んだことを活かして、たくさんの人を楽しませられる人間になれるように、これからも頑張っていきます。