2021.8.10
共働き家庭の習い事「送迎問題」、どうやって解決する?
「子どもに習い事をさせたいけど、共働きだから送迎は難しそう」
「親が忙しくても大丈夫な習い事ってないのかな」
このような不安をお持ちの共働き家庭の方に向けて、共働き家庭の子どもが習い事をする上で発生する問題や、おすすめの習い事についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
共働き家庭で発生する習い事の問題
1. 宿題の管理
学習に関する習い事に通わせる場合、多くの教室で宿題が課せられます。しかし、特に小学校低学年の子どもは自己管理ができませんから、子どもの宿題の進捗状況を保護者が把握する必要があります。また、ピアノ教室やスポーツの習い事でも、宿題が課される場合もあります。宿題の管理は共働き家庭にとって負担になり得るため、習い事を選ぶ際は宿題が大変かどうかという点をチェックすると良いでしょう。
2. 大会や発表会を見に行ってあげること
バレエやダンス、フルートやピアノ教室など文化・芸術系の習い事には発表会があります。また、スポーツの習い事であれば練習試合・大会が週末に行われます。小学生のお子さまにこれらの習い事をさせる場合、少なからず行事のサポートをする必要があります。平日に忙しく働いている方にとっては、「せっかくの休日なのに、子どもの試合を見るために作業をしないといけない」と億劫に感じてしまうかもしれません。
3. お弁当作り
習い事の時間帯によっては、お弁当の持参を求められる可能性があります。仮にお弁当を作る時間がない場合、コンビニ弁当などを持たせることになるかもしれません。しかし、育ち盛りの小学生に食品添加物の多いコンビニ弁当を食べさせれば、どうしても栄養が偏ってしまいます。共働き家庭の方にとって、頻繁にお弁当を作ることが必要な習い事は負担となるでしょう。
4. 送迎
夜遅くまで続く習い事は、安全のために送り迎えが必須になります。会社帰りのついでに送り迎えを済ませる方もいますが、残業によって行けなくなるケースも考えられます。共働き家庭で帰りの時間が遅い場合は、子どもが自分の足で往復できない場所や時間帯となる習い事は避けるのが無難でしょう。
以上が、共働き家庭で発生する習い事の問題です。
中でも、「送迎問題」は多くの方が悩みの種に感じています。
そこで以下では、習い事の送迎問題を解決する方法についてご紹介します。
子供の習い事の送迎問題を解決する方法
解決策1. 送迎付きの習い事に入ること
ある程度規模の大きい教室・スクールであれば、送迎サービスが付いていることがあります。これは共働き家庭が増えている中で、少しでも多くの子どもに集まって欲しいという教室側の願いでもあります。
解決策2. 他のママ友・パパ友と送迎を共有すること
同じ習い事に通っている子どものお友達の保護者と相談して、送迎を分担するのも一つの手です。たとえば、習い事が月曜日と金曜日にある場合、月曜日は自分が、金曜日はママ友が車で送るというような形です。送迎の負担を軽くできる上に、他のママ友やパパ友と仲良くなれるチャンスにもなります。
解決策3. 送迎がいらない距離にある習い事にすること
子どもが自力で往復できる距離にある習い事に通えば、基本的に送迎は不要になります。また、自宅でできる習い事も選択肢として有効です。
共働き家庭におすすめの習い事
スイミングスクール
スイミングスクールの多くは送迎サービスを提供しているため、共働き家庭にも人気の習い事ですね。水泳は泳ぐ中で基礎体力が向上するほか、プールに入る上でのルールや先生の指導をきちんと聞く能力などが身につきます。
英会話教室
英会話教室はスポーツやピアノ等と異なり、休日の大会・発表会に駆り出されることはありません。もし家の近くに英会話教室がある場合は、子どもが自力で通えるため、候補に入ります。小さい頃から英語に慣れておくことに損はないでしょう。
通信教育
学習系の習い事として、通信教育を検討している方は多くいらっしゃるでしょう。通信教育であれば時間に縛りがないため、仕事から早く帰ってきた日には一緒に取り組むことも可能です。計画を一緒に立ててその進捗を確認してあげることで、子どもの自主性を育めるでしょう。
オンラインスクール
外出が難しい現在の情勢もあり、オンラインスクールも人気が高まっています。こちらも送迎の必要がない上に、先生が子どもの面倒を見てくれるため、安心して任せられます。レッスン終わりに習ったことを聞いてあげれば、親子間のコミュニケーションも活発になるでしょう。
まとめ
今回は、共働き家庭に発生する習い事の問題やそれを解決する方法についてご紹介しました。習い始めてから生活の負担になることがないように、早めに問題を把握しておきましょう。共働き家庭で送迎が難しい方がいらっしゃれば、今回紹介したおすすめの習い事を参考にしていただけると幸いです。